スクール開催レポート

【スクールレポ】1期生 8/9(水)⑦お金の話 -雇用と未来-

スクール開催より1週間以上も空いてしまいましたが(!)、なんとも嬉しいことに読んで下さっている方がいるので、徒然書こうと思います。
嬉し恥ずかし、でも嬉し^^

食の先輩、高杉さんも仰っていましたが、今までやってきたことを誰でも見ることのできる形で書き残していくことは大切です。
ご連絡下さる方が、私のことをある程度理解した上でご連絡下さいます。

さておき。

先日は水曜日クラスのお金のお話でした。

来て下さったお二人ともお勤めされています。しかし正社員とパートタイムという雇用形態の違いがあります。

最初はパートさんという労働時間だったのに、だんだんと仕事が増えて、正社員と変わらない労働時間になったり。でも、雇用形態としては社会保険のないパートタイムだったり。

今の日本であるあるなお話です。

きっちんが、実力のある作り手さんたちの受け皿になれたら良いのかなぁと思いつつ、でもきっと一定の金額を保証する場合は一定の仕事を頼むことになる(頼む仕事をとってくることがひとつの仕事になってしまいます…)でしょうし、そうなると好きな時に好きなように稼ぎたいという気持ちからは少しずれてしまうかもしれませんし…

作り手さん..社会保障は受けたい、けれども自由に働きたい
きっちん…社会保障を担保したい、けれどもそうなると一定額の負担が増えるため、一定の仕事をお願いすることになる

社会保障を担保する側は受ける方が負担する金額と同額を負担するため、それだけで考えると社会保障を受ける人が増えることは、その団体にとって金銭的な負担になります(だから、バイトの労働時間は一定を超えない=社会保障に入れない基準になっていたりするのでは)

政府広報オンライン
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201607/2.html

調べてみたら、
・1週間あたり20時間以上の労働
・1ヶ月あたり88,000円以上の賃金
・雇用期間の見込みが1年以上である
などの基準があることが分かりました。

1週間20時間以上かぁ…
・1日4時間×週5日間?
・1日8時間×週2日間+1日4時間×1日?

月額88,000円の賃金だとして、会社負担の社会保険費用を含めて概算1人1ヶ月10万円かかるとすると、
1週間20時間×4週=月80時間
100,000円÷月80時間=1時間1,250円の人件費が必要になる計算です。

例えばお菓子の場合、まとめて作って小分けで売る場合、単純に1時間の人件費では計算できません。
しかし月10万円とすると、1週間25,000円の人件費です。
売上を100%としたとき、人件費30%とすると、
人件費25,000円÷人件費率30%=売上83,333…≒84,000円
1週間84,000円売上を立てれば、月88,000円の賃金を払って、人を一人社会保障を担保することができます。

…この計算、合っていますか…?
1週間の売上と、その方一人を雇うための月の賃金が似たような数字…

でも、売上の中から家賃や食材費や何より社会保険料を引くと、確かに4週間分積み上げて、ようやく月の賃金になるような気がしてきます。

1週間84,000円の売上で、4週間=1ヶ月336,000円。
例えばつき34万円の売上があって、家賃光熱費、材料代などを引いたら、なんとなく人件費一人分が残りそう…
これなら人1人(つまりは自分…)雇うことができるかも、となんとなく思える金額。

月34万円の売上を作るには、1個340円のお菓子を月1,000個売る計算です。
月1,000個ということは、1週間に250個。
平日5日間営業したとして、1日50個。
1日50個売れるお菓子かぁ…

頭疲れたので、今日はこの辺りで…。